こんにちは!
竹取スタッフのあいちっちです(^^)
いつもいつも私めの拙い文章にお付き合いいただき・・・以下略
さて続きです!
なぜか大阪おじさん二人とお遍路をすることになった私。
このあと、さらにもう一人の仲間が加わることになります。
お遍路は、四国の徳島・高知・愛媛・香川にまたがる88箇所の霊場をめぐる旅。
その88箇所の中でも随一の難所が、なんと3日目にやってくるんです。
”遍路ころがし”といわれる
12番「焼山寺(しょうざんじ)」。
もう、字面が強そうですよね・・・
日が登る前に宿を出発し、3つの山を登り、夕方になる前に下山します。
獣道だし、途中で岩場になるしで、
「大変」という言葉では表しきれない大変さでした。
当日は雨予報だったのですが、朝方みごとに雨がやみ、同じ宿に泊まったみんなが順番に出発していきました。
雨上がりの山の中は、モヤが立ってとても幻想的。
その中で聞こえるのは、自分の足音と、心臓の音、
そして、「ちりん、ちりん」という金剛杖についた鈴の音だけ。
難所中の難所、山頂へと差し掛かる岩場になったとき、あまりの辛さに
「もう無理かもしれない・・・」
という気持ちにとらわれました。
すると、どこからともなく、
ちりーん、ちりーん、
という小さな鈴の音が聞こえてきます。
誰かの杖の鈴の音。
それを聞いたとき、「そうだ、頑張ってるのは自分だけじゃない」と
体の内側から、メラメラと元気がわいてきました。
やっと焼山寺をお参りできたときには、涙、涙!
お寺では、大阪のおじさん二人が笑顔で待っていてくれました(^^)
それに、あの私を力づけてくれた金剛杖の音
その持ち主だったお姉さんとも、焼山寺の境内で初めてお話をしました。
このお姉さんとは、その後も長いお付き合いに。
そして、このあとびっくりすることが起こります。
山からの帰り道、再び降り出した雨のなかで
お姉さんといろいろなことを話しました。
「実は、恋人が最近亡くなって、その弔いみたいな感じでお遍路に来たんです」
と、お姉さん。
そのうち、私が秩父出身であることを知り
「彼とは、昔秩父へ旅行に行ったことがあるんですよ〜」
と、またお姉さん。
で、くわしく話を聞いていくと・・・
まさかまさかの。
「え!?竹取物語って、彼と泊まった旅館だよ!!」
ま、ま〜じ〜!!!??
こんな偶然って〜!!!
はい、続く!!(終わらない・・・)
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